格安SIMスマホのかけ放題プランを比較!定額通話がお得なのは?
もっと安くなるのないのかな~ カケホになるSIMってないの?
詳しく説明するよ!
通話料金は格安SIMの弱点でした。
せっかく安いプランで契約しても、通話料が高くて支払額が意外に高額になってしまうこともありました。
通話料金を節約するためにIP電話やLINE通話を使えば良いのですが、やっぱり普通の電話よりも使い勝手が劣ってしまいます。
でも最近、格安SIMでも「かけ放題」プランがいろいろ出てきて、通話が多い人でも安心して使えるようになってきました。
そこでここでは、各社のかけ放題プランや定額通話プランについて比較してみます!
目次
かけ放題プランの比較
各社のかけ放題プランを大きく分類すると、
(楽天コミュニケーションズの提供するサービスなど)
・・・楽天モバイル、IIJmioなど
10分間カケホ、超過後30秒20円、専用アプリ不要
(Y!モバイルの提供するサービス)
・・・Y!mobile、U-mobileなど
無制限カケホ(60分規制有り)、専用アプリ要
・・・もしもシークス
無制限カケホ、専用アプリ不要
・・・Y!モバイル
があります。
それでは各社のプランについて詳しく見ていきましょう
【各社のカケホプラン】
楽天モバイル
楽天モバイルでは、003768を頭に付けて発信するか専用アプリを使うことで「楽天でんわ」での通話となります。
のカケホプランは、月額850円で、5分以内の国内通話が何回でもかけ放題になります。
通話が5分以上になった時でも、30秒10円なので、通常の30秒/20円の半額です。
【楽天モバイル】
OCNモバイル
OCNモバイルのカケホプランは、楽天モバイルと全く同じく、月額850円で、5分以内の国内通話が何回でもかけ放題になります。
通話が5分以上になった時でも、30秒10円なので、通常の30秒/20円の半額です。
003543を頭に付けて発信するか専用アプリで使えます。
【キャンペーン情報】2016年10月1日(土)~2017年1月31日(火)の間は、5分カケホが、10分カケホになっています。
IIJmio
みおふぉんの定額通話オプションは、家族間(同一契約者名義)で30分、その他の通話が5分のかけ放題のプランが830円で使えます。
同様に家族間10分、その他3分のかけ放題が600円のプランもあります。
超過時は30秒10円で、家族間の場合は30秒8円になります。
0037-691を頭に付けるか、専用アプリでの使用になります。
IIJmio
Y!mobile
Y!mobileのカケホプランは、10分以内の通話が何回でも無料のかけ放題になります。(毎月300回までの制限は2017年2月より撤廃されました)
専用アプリは不要で、通常の発信ができます。
但し10分を超えた分は、30秒20円で割引がありません。
さらに長時間の通話をしたい人は、「スーパーだれとでも定額」オプションプランがあります。これは、月額1,000円で、通話がだれとでも無制限に定額になるプランです。
悪質な場合を除き完全無制限なので、時間を気にせず通話したい人はこれしかないです。
Y!モバイルはMVNOではなくて自社回線を使いますので大手キャリアと同じことができるわけです。
U-mobile
U-mobileのSuper talkプランは、Y!mobileの回線を使っているため10分間カケホの基本の内容はY!mobileと同じです。但し、無制限のプランはありません。
DTI
DTIのカケホプランは、専用アプリ不要です。
「でんわかけ放題」はオプション料金780円で、5分以内の通話が何回でも無料になります。
5分経過後は、30秒20円の通常料金になります。
フリーテル
フリーテルのカケホプランは、1分間カケホで399円のプランと、5分間カケホで840円のプランがあります。
専用アプリで使用します。超過分は30秒10円となります。
もしもシークス(エックスモバイル)
もしもシークスのカケホプランは、無制限のカケホプランがあります。無制限といっても、1日50回以上連続して通話した場合や、60分以上連続して同一の相手先に通話した場合には、利用停止になることがあります。実質60分カケホとして考えた方が良さそうです。
専用アプリで使う必要があります。
この「かけたい放題フル」プランが1,800円で使えますので、とにかく電話を長時間かけたい人に向いています。
5分850円の「かけたい放題ライト」もあります。
詳しくはこちらをご覧ください
もしもシークス
カケホプランの料金
カケホオプションも含めた、月額をまとめました。
MVNO | 1GB | 3GB | 5GB | その他 |
楽天モバイル | 2450円 (3.1GB) |
3000円 | 3810円 (10GB) |
|
OCNモバイル | 2650円 | 3000円 | 2450円 (110MB/日) |
|
IIJmio | 2430円 | 3050円 (6GB) |
4090円 (10GB) |
|
Y!mobile | 2980円 | 3980円 | 5980円 (7GB) |
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U-mobile | 2980円 | 3980円 | 5980円 (7GB) |
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DTI | 1980円 | 2270円 | 2700円 | 3680円 (制限なし) |
フリーテル | 2039円 | 2440円 | 3060円 | 4010円 (10GB) |
もしもシークス | 2430円 | 3030円 | 3630円 | 4230円 (7.5GB) |
かけ放題プランのおすすめは?
1回の通話時間の長さによっておすすめの事業者が変わってきます。
5分カケホ(楽天モバイル、OCN、IIJmio、DTI、フリーテル)
10分カケホ(Y!モバイル、U-モバイル)
60分カケホ(もしもシークス)
無制限カケホ(Y!モバイル)
となります。まずは、どんな通話が多いか考えてご自分にあった通話時間で選ぶのが良いでしょう。
帰るコールをほぼ毎日する人
⇒1分カケホ又は5分カケホ
カケホにしない場合、30秒20円の料金で、30日間だと600円になりますので、カケホにしたほうが料金が下がる可能性が高いです。
外出先では長電話しない人
⇒5分カケホ、10分カケホ
ちょっとした連絡事項は頻繁にするけど、長電話にはならない人なら、5分カケホまたは10分カケホが向いています。
家で電話するときは、Wi-Fiで接続すればLINE無料通話などでも安定した通話が可能です。
とにかく長電話したい人
⇒60分カケホ、無制限カケホ
通話時間を気にしたくない人は、このプランを選ぶしかありません。
5分カケホと10分カケホはどちらがお得?
普通に考えると時間が長い10分カケホの方が良いと思いますが、注意が必要なのは超過した場合の料金です。
5分カケホの場合、超過時間は30秒10円ですが、10分カケホの場合は、30秒20円です。
15分通話した場合、5分カケホの場合は超過時間が10分間、10分カケホの場合は超過時間が5分間となり、両方とも同じ200円の料金が発生します。
ですから、15分を超える時間会話する場合は、5分カケホの方が有利になり、通話が長引くとその差はどんどん広がります。
ちょっとした連絡のはずが、1時間も通話してしまった!なんて場合は、
5分カケホ⇒1,100円の追加料金
10分カケホ⇒2,000円の追加料金
と大きな差がでてきます。
10分カケホの場合は特に、ついうっかり!には注意しましょう
かけ放題プランQ&A
かけ放題プランのしくみって?
かけ放題の電話には大きく分けて3種類のしくみがあります。
これを整理すると下表のようになります。
種類 | 特徴 |
普通の電話 | 090などで始まる普通の電話です |
中継電話 | 楽天でんわ等の中継事業者を経由する電話です。0037などの中継事業者番号を先頭に付加して使うか、専用アプリで発信します。通話品質は普通の電話と同じです |
IP電話 | データー通信と同じしくみで音声を運び通話する電話です。通話品質が劣ります |
中継電話
中継電話は、中継事業者の回線を経由して通話できるしくみです。「楽天でんわ」が代表的なものです。
最初に0037などの番号をダイヤルしてから、電話番号をダイヤルすることで中継事業者の回線に入り、安価に通話ができます。
いちいちダイヤルしたり、アドレス帳を編集するのも手間なので、自動的に0037を先頭に付加してくれる専用アプリが用意されています。アプリを使うことで普通の電話と同じように使え、通話の品質も普通の電話と同じになります。
IP電話
格安SIMのかけ放題といえば、従来はIP電話によるものでした。IP電話についても改善されていますが、やはり音声が途切れたり音質が悪くなって聞き取り辛くなることがあります。
これまで使っていた090などで始まる番号が使えなくなることや、110などの緊急電話がかけられない問題も有り、IP電話だけにするのは不安を感じる人も多いようです。IP電話では通話料金が安くなりますが、あらゆる通話が無料になるわけではありません。